《新世代香港映画特集 ２０２３》＠新宿武蔵野館で、《私のプリンス・エドワード》（原題：金都 My Prince Edward》を観てきた。「２週間限定上映」だというので慌てて観てきたんだけど、ほんと、香港映画の上映は短くて、いつも慌てるｏｒ見逃す。
2019年とわりと新しめの、最近の香港を描いた映画。お金目当ての偽装結婚というのは私の周りでは聞かない話だけど、アラサー女性の結婚感は国に関係なく共感できるものがあった。あのお姑さん（同棲相手の母親）が亀を勝手に捨てちゃった時点で、私なら即、結婚取りやめだな！とか思ったりして。
上映終了後には監督のノリス・ウォンさん、通訳の周さん、進行役の方それぞれをつないでのオンライン舞台挨拶があった。コロナ禍以降、来日できない海外の監督さんがリモートでQ&Aなどに答えてくれるようになって、これはいい傾向だから、このまま続けて欲しいなぁ。
今回も「プリンス・エドワード」に実際に住んでいた監督が、「プリンス・エドワード」はどんな場所なのか説明してくれたりして、より映画の理解が深まった気がする。
以下ネタばれですが・・・
監督はそのつもりはなかったのに、脚本ができて知人に読んでもらったところ「オープンエンディングだね」と言われたという話。でも私は監督が描いたラストは明確だと思った。つまり主人公の女性は同棲相手の家には戻らない。それは「今の家には大きすぎて置けない」と言っていたテーブルを購入したことでわかるんじゃないかなーと、そう解釈した。
ちなみにそのテーブル、ネットでポチしたところが今っぽい（笑）
《新世代香港映画特集 ２０２３》で上映される映画がもう１本あり、そっちの方が評判良さげなんだけど、観に行けるかなぁ。とにかく上映期間が短いのよ！
