ありがたいことに、公開初日と公開御礼の2回の舞台挨拶付き上映が2回とも当たった。どちらもFCでの応募ではなく「ぴあ」さんの抽選で、ほんとに「ぴあ」さんにはお世話になってる。(※プレミアム会員で支払い方法を「ぴあカード」にしているので、抽選の際の当選確率がUPされている。)
それはさておき、映画を2回観た感想。
「令和の『誰も知らない』」というコメントも見たし、内容からいって決して楽しいお話ではないと覚悟して観に行ったけど、ただただ悲壮感あふれるストーリーかというとそうでもなかった。ラストに希望が見えたし。
でも「育児放棄」から起こる実際の事件が珍しくもなくなり慣れてしまって、『誰も知らない』を観た時ほどのショックを私が感じなかったのかもしれない。原作の小説は33年も前に書かれたものだけど、驚くほど「今」を描いている。ただ、映画のラストは原作とは違うそうで、そこに少しの希望が描かれ救いのある結末になっている。
そのラストシーン、主人公「岩切」のなんともいえない表情がアップになった時、同じ生田斗真主演『脳男』のラストシーンを思い出した。あれと同じように微妙に、かすかに変わる表情にうっすらと希望が見える気がした(「気がした」程度のほんとにかすかな表情の変化)。俳優「生田斗真」の凄みを感じるラストシーン。
かなりの“斗真オタク”なので、これ以上書いても客観的とは言い難いのでもうやめるけど、ほんとにこの人の演技が好きだなーとまたも思わされた作品だった。
あ、舞台挨拶。2回とも30分ほど。初日は大雨による交通の乱れで来られなかった尾野真千子さん以外の主要キャストが勢揃い。公開2週目の「公開御礼」の時は斗真さん、磯村勇斗さん、高橋正弥監督が登壇。「公開御礼」の私が入った回はメディアもいなくて、登壇者の皆さん、リラックスしておしゃべりされていた。この「メディアのいない舞台挨拶」って私は好きなんだよね(笑)
本も買ったけど、まだ読んでない。なんか映画と違って悲しい結末らしい。。。