去年の8月から始まった「WKW4K (監督自らの手により過去作を4Kレストアするプロジェクト)」
あちこちの映画館で細々と上映が続けられていた。ラインナップの5作品をまとめて一気に観ることはできなかったけど、長く続けてくれたり、上映がいったん終了しても「凱旋上映」してくれる劇場もあったりして、おかげで5作品+便乗?関連上映された1作品の全部をやっと観終わることができた。(3月に観た《2046》をもって完走。)
どれも映画館やレンタルビデオなどで少なくとも1回は観ていたのだけど、せっかくの機会なのでもう一度スクリーンで観なおしたいと思い、映画館に通った。
《天使の涙/墮落天使》@シネマート新宿
《ブエノスアイレス/春光乍洩》@シネマート新宿
《花様年華/花樣年華》@恵比寿ガーデンシネマ
《2046》@目黒シネマ
(オマケ)
《欲望の翼/阿飛正傳》@グランドシネマサンシャイン池袋
コロナ禍で海外旅行もできず、その間にも香港はどんどん変わってしまってもう自分が行くことはないかもしれないという気持ちになっていた。大好きだった香港俳優の新作映画の話も聞こえてこないし、一方で他に好きなもの(推し)ができたしで、気持ちは香港から離れつつあった。
なので、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督作品を再度、劇場で観るために通ったのは、これで香港に見切りをつけるという意味合いもちょっとはあったかも。その後、新たな出会いがあって、またまた香港に気持ちを引き戻されることにはなったのだけど、3月時点ではそんな思いもあったのである。
《2046》はこの中では一番新しい作品で、日本公開時にキムタクファンの友達と観に行った。とにかく「長い!」と思った記憶があるが、調べたら129分で確かに長いな。私は途中で意識を失った(寝た)こともあり、なんだか「わけわかんない」とか「キムタクの役はキムタクである必要はあったのかな?」とかいう印象(どっちかというと苦手な感じ)しかなかったのだけど、もう1回ちゃんと観たらなんともせつない内容だった。3月はめちゃめちゃ忙しかったけど、がんばって時間作って観に行ってよかった。
その他、あちこちの劇場でみつけたポスターなど。